

治療の流れ
≪ 受診後すぐに治療は致しません ≫
1
相談
⇒初診、治療概要の説明を致します。
2
検査
⇒治療方針検討のために精査します。
3
診断
⇒検査結果に基づき、治療方法や料金をお知らせします。
4
治療
⇒矯正器具を取り付け、4~8週間に1度、来院していただき、経過を観察します。
5
保定
⇒矯正期間が終了したら、後戻りしない様、保定装置をお作りします。定期的に、装置のチェックと検査をします。
1 矯正治療とは
取り外しのできる可撤式装置や口の中に入れたまま取り外しのできない固定式装置などがあります。
2 矯正治療の期間について
特に年少のお子様は、顎の成長発育と噛み合せが強く関係しているため成長に合わせた治療が必要となります。
上下の歯並びを全て治療した場合、一般的に2年から2年半程度の治療期間を要します。
部分治療やお子様の初期治療など、治療条件や内容の違いによって治療期間も変わります。
3 矯正に必要な検査について
治療方針や治療期間を決めるために、一連の検査分析をして診断しています。
通常、歯や頭のレントゲン写真、歯と顔の写真、歯型を採って検査します。
顎変形症や顎関節症がある場合は、咀嚼筋電図検査、下顎運動検査などの他に、
咬合圧バランスの検査を追加する場合もあります。
また、ご本人様やご家族の方についても、癖や習慣などいろいろとお尋ねする事があります。
4 治療日の指定について
治療が始まりますと、月1回程度の受診が必要となります。
おひとりお一人に十分な治療時間を確保し、適切で丁寧な治療を心掛けておりますので、次回治療日のお約束をさせて頂いております。
また、遠隔地からのご来院にも便利なようお計り致します。
万一ご都合がつかない時は、早めの変更をお願い致します。
5 治療後の管理について
矯正治療後に装置をはずしても後戻りしない様、その場に留めて置く事が必要となり、この期間を「保定期間」といいます。
ご来院時、保定装置のチェックと合わせて虫歯の検査や歯のクリーニングを致します。
(治療後は、年に1~2回程度の受診となります)
当院では安定したきれいな歯並びを保つために、「治療後1~2年は続けて下さい」とご案内しております。
矯正治療の料金(自由診療)
(税込)
初診相談料
3,300円
基本検査料(診断料含む)
38,500円
≪機能検査料≫(オプション検査)
11,000円
治療内容などにより基本施術料金は異なります。
基本施術料
176,000円~550,000円程度
1期治療の場合(成長期前半の治療)
約275,000円
2期治療の場合(成長期後半の治療)
約275,000円
目立たない透明ブラケットの場合
1,100円/1ヶ所
舌側矯正(内側からの治療の場合)
770,000円~880,000円程度
保定装置
1装置 5500円
【加算】
目立たない透明ブラケットの場合
1,100円/1ヶ所
処置料(装置調整料)
3,300~5,500円/1回
定期観察料(X線による年1回の定期検査)
5,500~11,000円
手術が必要な顎変形症や唇顎口蓋裂などの矯正治療の場合は
保険診療が可能ですので、お気軽にお尋ね下さい。

矯正治療のデメリット
1 副作用
まれに、歯根吸収・歯肉退縮が起こる場合があります。
また、虫歯になりやすくなるので、注意深く歯のケアを行う必要があります。
2 痛みについて
矯正装置が装着された当初は歯が浮いたような状態になり、歯を咬み合わせると痛みを感じることがあります。(1週間ほどで慣れます。)
また、知覚過敏が生じることがあります。
3 見た目について
口の中に装置が入るので、見た目が気になる場合があります。
ただし、透明な装置や歯の裏側からの治療も可能です。
4 治療期間について
あごの中をゆっくりと1本、また1本と時間をかけて歯を動かしていきますので、どうしても時間がかかります。
通常は2~2年半、装置を付けて歯を少しずつ動かします。
ただし、歯の動きには個人差がありますので、治療期間が予定より長くなる可能性もあります。
5 費用について
大人の歯は全部で24本~28本。
全部の歯を治療するとなると高額となってしまいます。
部分治療や分割治療も出来ますので、ご相談下さい。
お支払いは、分割の他、各種カードがご利用になれます。

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矯正治療の対象範囲を教えて下さい出っ歯・受け口・八重歯・乱杭歯や隙間のある歯並びなど、噛み合せの悪いものは、すべて治療の対象になります。 また、状態によっては乳歯がまだ有るころから治した方が良い場合や永久歯になってから治した方が良い場合があります。 大人の方は、差し歯を作り易くするために、倒れた歯を起こしたり、隣り合った歯の隙間を詰めたりする部分的な矯正治療をすることもあります。
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歯並びが悪いと、どのような影響がありますか?歯を良くみがけない部分ができ、虫歯や歯槽膿漏の原因になり、歯の寿命を短くします。歯は食べ物をかみくだきすりつぶして消化しやすくするので、歯並びが悪いと消化器官にも影響します。また、歯並びを悪くしている原因の一つに悪い癖があります。悪い癖を見逃したりそのまま放置するとさらに噛み合わせを悪くし、癖が固定化してその後の歯やあごの発育にも影響を与える可能性があります。悪い歯並びとともに、飲み込み方がおかしい、口呼吸がある、発音が舌足らず、噛み方がへんなどの症状がある場合は早めにご相談下さい。歯並びの治療とともに悪い癖の治療もする場合があります。
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矯正治療には、どんな方法がありますか。矯正治療の装置には、取り外しのできる可撤式装置や口の中に入れたまま取り外しのできない固定式装置などがあります。取り外しのできる装置では、口の中で使用するものと口の外から使用するものがあります。取り外しのできない固定式装置は、効果が得られやすく広い範囲で使えることから多くの場合に使われます。歯に固定する装置は外側からつける方法が一般的ですが、目立たないものやカラフルに色を変えられるものもあります。また、舌側(内側)から装置をつける方法もあります。使用装置は歯並びの状態等を診断した上で検討されますが、ご希望がある場合は事前にご相談ください
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矯正治療中食事などは普通にできますか。 また、食べてはいけないものがありますか。矯正の装置が入った時には歯が浮いたような状態になり、歯を噛み合せると痛みを感じることがあります。3~4日たって痛みが感じなくなると、いままでどおりに食事が出来ます。一週間もすれば不思議なほど口の中は馴れてしまうものです。矯正中は、矯正装置をこわす恐れのあるイカやタコなどの固い食べ物、虫歯を作りやすい砂糖が入った食べ物などは避けてください。
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矯正装置をつけながら、普通に歯を磨けますか。矯正装置が装着されると歯磨きしにくくなり、歯の表面や隙間に食べかすがつきやすくなります。治療中の歯の磨き方は当院において丁寧に指導しますが、お子さんが小さい場合は、ご家族の方にも一緒に磨き方を覚えていただだき、ご家庭での管理をお願いしております。また、お一人お一人の虫歯のなりやすさを調べ、来院ごとに磨き残しをチェックし、必要に応じて機械による研磨やフッ素塗布、歯のクリーニングを実施しております。
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治療には年齢制限がありますか。 時期的に何歳ぐらいがいいのでしょうか。これまでは、子供だけのものと思われがちでしたが、大人になってからでも全体の治療ができます。ですから、矯正治療には年齢制限がないといえるでしょう。また、原因や状態、程度は個人差があります。乳歯の時期に治療が必要な場合もある一方で、永久歯がはえ揃ってから治療したほうが、短期間に効率よく治療できる場合もあります。特に大人の方では、インプラントや差し歯やブリッジを入れたりするために前もって倒れた歯を起こしたり、隣り合った歯の隙間を詰めたりする局所の矯正治療をする場合もあります。ですから、一概に時期的には何歳頃とは言えません。悪い歯並びやかみ合せに気づかれたら、早目の診断を受けることが望ましいといえるでしょう。
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痛かったり不快感はありませんか。堅いあごの骨にはえている歯を動かすのだから、さぞかし痛いだろうと思いかちですが、実際は弱い力で少しずつ動かしていくので、想像するほどではありません。始めのうちは「歯が浮いた」「固いものがたべられない」というようなことがあるかも知れませんが一週間くらいで慣れます。もし強い痛みでつらい場合は我慢せずに受診されるかご連絡ください。